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誰かに相談したいときの相談先|どこに話せばいいか決まらないとき

誰かに話したい。でも、誰に話せばいいのか分からない。

そういうところでここに来たんじゃないかと思います。

検索すると、たくさん出てきますよね。相談窓口、カウンセリング、チャット、掲示板、占い。どれも間違ってはいないんだけど、自分がどこに当てはまるのか分からなくて、結局そのまま閉じる。数日たって、また同じことを調べている。

そして、調べているあいだに、もうひとつ別のことも考えていませんか。

「そもそも、これって相談するようなことなのかな」


目次

相談していいことかどうかは、決めなくて大丈夫です

たぶん、ここでいちばん長く止まります。

もっと大変な人がいる。自分は仕事にも行けているし、ごはんも食べられている。友達にも普通に会えている。それに比べたら、こんなことで人の時間を取るのは申し訳ない。

そうやって考えていくと、だいたい「そこまでじゃない」に着きます。

でも、そこに着いたあとも、頭の中のものは消えていないんですよね。消えていないから、またこうして調べている。

一回だけ、言わせてください。

その判断、しなくて大丈夫です。

自分でやると、なぜか毎回きびしいほうに出ます。そして、きびしく出したところで、寝る前に思い出す回数が減るわけでもない。

何日も同じことを考えていて、それがしんどい。もう、それだけで足りています。


眠れない・食べられないが続いているなら、ここから先は読まなくていいです

ひとつだけ、順番が違うものがあります。

もし今、

  • 眠れない日や、ほとんど食べられない日が続いている
  • 自分を傷つけたい気持ちがある
  • 暴力や脅し、DVを受けている
  • 未成年で、大人の助けが要ることが起きている
  • お金のことで、生活そのものが回らなくなっている

このどれかなら、下の比較は読まなくていいです。先に、専門の窓口につながってください。

たぶん、そう言われても迷うと思います。

自分よりもっと大変な人が使うところじゃないのかな。この程度で連絡したら、迷惑じゃないかな。相談したところで、何か変わるのかな。

でも、こういう窓口は、限界まで我慢した人だけが使う場所ではないんです。むしろ、まだ少し余裕が残っているうちのほうが、選べるものも、できることも多く残っています。

心のことは、厚生労働省が電話・SNS・地域ごとの相談先をまとめています。

→ まもろうよ こころ(厚生労働省)

お金や契約のことなら、消費者ホットライン「188」です。かけると、住んでいる地域の窓口につながります。相談は無料で、通話料だけかかります。

自分の限界がどこにあるかを、自分で試さなくていいです。


ここから先は、そこまでではない場合の話です。


話したのに疲れるのは、相手が悪いんじゃなくて、ほしいものがずれていただけです

「誰に話すか」の前に、もうひとつ決めておくと、だいぶ楽になることがあります。

今日、その人に何をしてほしいか。

同じ「相談したい」でも、中身がけっこう違うんですよね。

どうしたらいいか、一緒に考えてほしい

選択肢がいくつかあって、自分では決められない。何をどう考えればいいのかも、よく分からない。

このときは、黙って聞いてくれる人より、質問を返してくれる人のほうが合います。

一人で考えていると、考えているつもりで、同じところを何周もしていることがあります。前に進んでいる感じがしないのは、実際に進んでいないからだったりする。誰かに一つ質問されるだけで、見えていなかった道が出てくることがあります。

答えはいらない。とにかく聞いてほしい

どうするかも、今は決めなくていい。ただ、一人で持っているのがしんどい。

これ、弱いことでも甘えでもないです。

「何を相談したいのか、自分でもよく分からないんですけど」でも大丈夫です。きれいにまとめてから話さないといけない決まりはありません。話しているうちに「あ、自分はこれが嫌だったんだ」と出てくることもあります。

実際、電話で相談した人の話を読んでいると、うまく言えなかった不安を相手が先に言葉にしてくれた、という感想が出てきます[^1]。言葉にする作業は、自分ひとりの仕事じゃないんですよね。

今日は、何も決めたくない

考えなきゃいけないのは分かっている。でも今日はもう疲れた。「で、どうするの?」と聞かれるだけでしんどい。

そういう日は、決めなくていいです。

気持ちが落ち着いていないときに無理に決めると、どっちを選んでも「これでよかったのかな」が残ります。今日は聞いてもらうだけでもいいし、それも無理なら、それでもいい。


この3つ、日によって変わります。昨日は聞いてほしかったのに、今日は決めたい。それで普通です。

聞いてほしかっただけなのに、正論をいくつも返されて、「いや、そうじゃないんだよな」と思う。思ったあとで、せっかく考えてくれたのに、と今度は自分を責める。

あれ、相手が悪かったわけでも、自分が面倒くさい人間だったわけでもないです。 今日ほしかったものと、相手がくれたものが違っただけ。

だから、誰に話すかより先に、今日の自分がどれなのかを見てください。 そこが決まると、相手はかなり絞れます。


友達に話せないことと、相談できる相手がいないことは、別です

悩みがあると、最初に浮かぶのは友達か家族だと思います。

そこで話せなかったから、「自分には相談できる相手がいない」と思ってしまうことがある。でも、それは違います。

友達や家族

いちばん近くて、いちばん難しい相手です。

強いのは、説明がいらないところ。「あの人のことなんだけど」で通じる。LINE一通で始められて、お金もかからない。

難しいのは、近いことがそのまま壁になるところです。

悩みの中に共通の知り合いが出てくると、話した瞬間に相手を巻き込みます。家族には知られたくないこともある。前にも同じ話をしていると、「またこの話か」と思われる気がして言い出せない。話したあと、次に会ったときの空気が変わるのも、なんとなく怖い。

友達がいるのに話せないのは、友達を信頼していないからじゃないです。 近いから話せないことが、普通にあります。

そこで何度もやめてしまうなら、理由をもう少し細かく分けたページがあります。

→ 誰かに相談したいけどできないとき|友達に話せない3つの理由

公的な窓口や、専門の人

身近な人には言えないけど、誰かの手は借りたい。そのときの行き先です。

無料で、訓練を受けた人が対応します。名前を出さずに話せるところもあるし、電話が苦手ならSNSやチャットで相談できるところもあります。

「本当に困っている人だけが使うところでは」と思うかもしれません。でも、誰にも言えないまま何日も抱えていること自体が、もう使っていい理由です。

友達と違って、話したあとの関係を気にしなくていいのも、けっこう大きいです。

関係が残らない相手に、時間を取って話す

お金を払って、時間を区切って話す方法もあります。

知っている人ではないので、話したあとに関係が残りません。次に会ったときの空気を気にしなくていいし、同じ話を何回してもいい。


こうやって並べてみると、たぶん見えてきます。

「相談できる相手がいない」んじゃなくて、「この相手には話しにくい」だっただけなんですよね。 それなら、相手のほうを変えればいい話です。

ただ、3つ目については、まだ引っかかっていると思います。お金の話なので。


お金を払うのは、悩みが重いからじゃなくて、遠慮しないで話すためです

「相談にお金を払う」って、最初はちょっと引っかかると思います。

無料で聞いてくれるところもあるのに、わざわざ払うのか。しかも自分の悩みは、そこまで大したことでもない気がする。相談にお金を使ったことを、わざわざ人には言わない。そういう感覚もあると思います。

引っかかっているのは、たぶん金額じゃありません

3,000円が高いかどうかで迷っている、というより、3,000円払うほどの悩みなのかを自分に聞いている。

そして、その問いにはさっきと同じ答えが返ってきます。「いや、そこまでじゃない」。

でも、そう答えたあとも、悩みは残っているんですよね。

友達に話すとき、たぶん相手の顔色も見ています

無料で聞いてくれる人がいるなら、それがいちばん早いです。それは本当にそう。

ただ、話しながら、こういうことも考えていませんか。

  • そろそろ長く話しすぎかな
  • この前も同じ話したな
  • 相手、疲れてないかな
  • ここまで暗い話していいのかな

聞いてもらいながら、同時に相手の様子も見ている。だから話し終わったあとに、言いたかったことの半分も言えていないことがあります。

友達に話すときにかかるものは、お金じゃないんですよね。関係のほうに、少しずつ遠慮がかかります。

お金を払うと、その見張りが減ります

同じ話を3回してもいい。途中で黙ってもいい。うまく説明できなくてもいい。

「今日はこの時間、自分の話をするために来た」と思えるだけで、相手の顔色を見る時間が減ります。

実際に電話で相談した人の話を読んでいると、誰にも言えなかったことを初めて口に出せた、という感想が出てきます[^1]。当たったかどうかより、話せたこと自体を挙げている人がいる。

払っているのは、悩みの重さの証明書ではなくて、遠慮しないでいい時間のほうです。

もちろん、払えば必ずよかったと思えるわけでもありません

合わないこともあるし、話し終わって「思ったほど変わらなかったな」になることもあります。

なので、使うなら、いくらまでかだけ先に決めておいてください。「今日は3,000円まで」でも「30分まで」でもいいです。

話している最中に「今いくらだろう」が始まると、せっかくの時間が相談じゃなくて計算になります。先に線を引いておくと、その中では安心して話せます。

実際、15分ほどで、最初に「今日はこれくらいで」と伝えてから話した人が、それをよかった点として挙げていました[^1]。金額を抑えるためというより、そのほうが話に集中できるからです。


だから、「お金を払うほどの悩みかな」で迷っているなら、その問いは横に置いていいと思います。

決めるのは悩みの大きさじゃなくて、自分がどんな相手なら話せるかです。

知っている人に聞いてもらえそうなら、それがいちばん早い。関係が残らないほうが話しやすいなら、そっちを選ぶ。どっちが上でもなくて、話しやすさが違うだけです。


「今日は話さない」を選んでも、明日また考えれば間に合います

ここまで読んで、「やっぱり今日は誰にも話したくないな」と思ったなら、それでも大丈夫です。

話すのって、思っているより体力を使います。

何があったのかを思い出して、順番に並べて、言葉にして、相手の反応を受け取る。それを全部やる元気がない日があります。そういう日に無理に話すと、うまく言えなくて、余計にしんどくなることがあります。

だから、今日はここまでで終わっていいです。

お風呂に入る。寝る。関係ないものを見る。明日になってまだ話したければ、そのとき考える。

それが今日中に決めないといけないことでないなら、明日で間に合います。

ただし、一人で抱えていることで自分の安全が危なくなっているときだけは別です。そこは「今日は話さない」で閉じずに、上の窓口を使ってください。

それ以外なら、休むことを失敗みたいに扱わなくて大丈夫です。今日は話さない、明日また考える。これもちゃんとした選び方です。


今夜ひとつだけ決めるなら、「誰になら少し話せそうか」で十分です

ここまで読んでも、まだ決まっていないかもしれません。

それで大丈夫です。全部決めなくていいので、今夜はひとつだけ。

自分は今、誰になら少し話せそうだろう。

友達の顔が浮かんだなら、その人でいい。身近な人には無理そうなら、無料の窓口を見てもいい。関係が残らないほうが話しやすそうなら、そっちを考えてもいい。今日は誰とも話したくないなら、休む。

そして、眠れない・食べられない・自分を傷つけたくなる、そこまで来ているなら、遠慮せずに専門の窓口を使ってください。そこだけは、順番が違います。

相談先を探していると、「間違えないところを選ばなきゃ」と思ってしまいます。

でも、一回で正解を当てる必要はないです。話してみて違ったら、次から変えればいい。今日は無理だったら、また明日考えればいい。

今の自分が少し話せそうな場所が、ひとつ見つかれば十分です。


知っている人以外に話したい、というところまで決まったなら、次はその中身を比べる番です。

同じ「関係の残らない相手に話す」でも、今日すぐ1回だけ話せるものと、数か月かけて続けるものがあります。どちらが合うかは、悩みが重いか軽いかではなく、いつ・どう話したいかで決まります。

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ナギ

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